お金で測れぬ「正義」の値段。税金をめぐる真剣勝負

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こんばんわ、船場の会計事務所で働く人のブログです。


今日の日経新聞夕刊に、今にも現場の血と汗と熱気がただよってくるような

記事が載っていました。 タイトルは「マルサと富裕層」

※分かりやすさのため、事実を歪めない程度に言葉を変えています※


アメリカの税務当局が、プライベートバンキングを使った資産隠しのあぶり出しに成功した。

その流れは次のとおり。


①当局は、スイスのプライベートバンク(以下、UBS)を脱税ほう助の罪で提訴

②UBSは刑事訴追をまぬがれるため、250人の顧客情報と引き換えに当局と和解

③当局はさらに、全顧客5万人分の情報提供を要求

④UBSはスイスの銀行秘密に抵触するとして抵抗するも、結局4500人分で合意

⑤一方、当局はタックスヘイブンの利用者に対し、「9月23日までに自主的に納税申告を
 すれば刑事責任を問わない猶予期間」
というものを設けた

⑥これを受けて、UBSやその他の金融機関のアメリカ人利用者が自主申告に殺到した



…なんという司法取引ぶり。

この一連の根底に流れるのは、

公的資金つまり税金を投入して救われたプライベートバンクが

富裕層の脱税をほう助するのは許せない という考えです。




たしか「ユダヤ人大富豪の教え」に次のようなことが書いてありました。

1億の不正を見つけた公務員には1千万円くらいのボーナスがあってもいい

と私は思うが、世間はそれを許さないらしい。

1億の不正を見すごす代わりに、1千万円の賄賂を受けとる公務員はいるであろうに。



また、原哲男のマンガ「公権力横領捜査官 中坊林太郎」にでてくる

中坊林太郎の職業である「捜査官」は、公務員身分ではなく、

職務で回収した裏金の1/10を報酬として与えられる、いわば現代の賞金稼ぎでした。



正義感のある公務員に高い報酬を払え、ということを言いたいのではありません。


正義を貫く行動にはプラスの条件付けが与えられ、

不正直をしてでも富を築こうとするような行動にはマイナスの条件付けが与えられる。


そんな条件付けを可能にする モノ が

現在の 貨幣 に代わって現われてくれれば良いのに…

と、そう思うわけです。    長っ



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